『PERFECT HUMAN』にみるオリエンタルラジオの卓越したプロデュース能力

オリエンタルラジオの『PERFECT HUMAN』が格好いいと話題になってますね。

これを初見したのは、去年のクリスマスにやっていた検索ちゃん芸人ネタ祭りだったんだけど、その時は「武勇伝」からの「PERFECT HUMAN」という流れで、その変わりように度肝を抜かれました。なんというか、オリエンタルラジオの10年間の遍歴を見せられた感じ。

スタイリッシュなオリエンタルラジオらしいネタ。二人の声を生かした作りだし、歌詞も秀逸。

テレビでは、オリラジ再々ブレイクとか4度目のブレイクとかいろいろ言われているけど、1度目のブレイクはご存じ2005年の芸人一年目の記録的ブレイク。

今年になってから中田が書いた『芸人前夜』(ヨシモトブックス)という本を読んだんだけど、なんか凄かった。オリラジの底力を見た感じ。

NSC(吉本の芸人養成所)入所前から暖めていたという武勇伝でM1に挑戦、2004年のM1でNSC在学中に異例(どころの騒ぎでは無い)の準決勝進出を決め、翌年TBS『ゲンセキ』でテレビデビューして大ブレイク。

冠番組を含むレギュラー10本を獲得して、3年後にそれをすべて失うというジェットコースターのような芸人人生。デビュー当時、その才能を見込んだ吉本興業の猛プッシュもあり、それが実現した。

 

・・・・・・訳なんだけど、確かにオリラジには有り余る才能が有る。それは認める。でも、あのとき吉本は選択を誤ったとよね。

あの時期に冠番組を持たせるのは、オリエンタルラジオでは無く、同時期に大ブレイクした次長課長だったんじゃないの?

次長課長は、ブレイク当時芸歴10年の酸いも甘いもかみ分けたコンビだったから、3年で全部終了は無かった筈。どれだけ才能があっても、人生経験の無いオリラジにはいくら何でも早すぎたよね。先輩芸人達はみんなそう感じていたけど、吉本だけがそれを判ってなかった。現場と上との感覚の違い、まあよくある話ではある。

話が横道にそれたので、軌道修正。

 

オリラジは、才能もあるけど、プロデュース能力が兎に角凄い。

二度目のブレイクになるチャラ男の時のあやまんJapanとのコラボも、あやまんJapanが面白いと思った藤森が事務所にコラボを持ちかけて実現したそうだ。

ラッスンゴレライを本家超えの完コピをして話題になったのは約一年前。

今、その時にアップされた動画をいま観てみたら、再生回数が2000万回超え(o・д・) これを配信したのは毎日新聞デジタルだけど、これで200万位の収入は上がっていると思うけど、半分くらいオリラジに払ってもいいよね。

 

定期的に話題になるオリエンタルラジオ、でもそれは全部彼らが仕組んだ事。そのプロデュース能力で、これからも芸人超えした何かを見せてくれるのを楽しみにしています。

 

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