お笑いとライブ配信

長引くコロナ。もう一年以上コロナの影響で社会がおかしくなっています。
思っていた以上にアフターコロナは違う世界になっているかも?

去年、夫の従兄弟の家(タワマンw)に遊びに行ったときに、コロナが終わったら世の中がつまらなくなっていそうと話していましたが、現実になりそうな気配。

ライブ配信でお笑いってどう?

コロナで劇的に増えたのがライブ配信。
お笑いも例に漏れずライブ配信が増えてきました。よしもとは早い段階でライブ配信専門サイトを立ち上げて、そういう所は流石業界最大手w、抜かりなし!

じつはお笑いの場合は、有観客か無観客かで面白さが違うように感じられます。
コントはあまり影響されないっぽいけど、漫才はあきらかに面白くなくなるコンビも散見されます。

ベテランの場合は、お客さんがいないところでやった経験もあるためかいつも通り演じることが可能。
一部の中堅よりの若手の漫才師はキョドってしまう人も多い。客席からの反応が無いことで、自分の笑いの正当性が失われている感じ?(自分の笑いに自信が持てない)
そうなってくると、やはり笑いのメーターが下がるというか、同じネタでも面白く感じなくなってくるのはやむなし。

あと、これは観てる側の問題なんだけど、やっぱり周りに他のお客さんがいなくて笑い声が聞こえてこないというのも笑いのメーターが下がる原因かな。誘い笑いじゃないけど、人が笑っているとより面白く感じるっていうのはあるんじゃない?

発信上手な最近の若手

若手はYouTubeやTikTok、SHOWROOMなどで配信している人も多いみたい。そういう人たちにとっては無観客ライブ配信も問題ないのかも。

そういえば、私が贔屓にしている次長課長のトークライブで、最近の若手はネット配信で収入を得ている人が多いから、自分たちが若かった頃と比べて、お金の苦労をしていない人が多いっていう話をしていた。

それはある意味では良いことなんだろう。若手のうちはお笑いで得る収入は雀の涙で、バイトに追われて疲れ果てるというのが、これまでよくあるパターンだった訳だから。でも、今現在はそれでOKだけど、よーく考えてみるとバイトを梯子して稼ぐというのも大事な人生経験じゃないの?

まあ、今時のなんでもお手軽に済ませる若い世代のお客さんに苦労した人生経験に裏付けされたネタなんて、意味ないかも知れないけどね。

苦労は不要かも知れないけど、人生経験は視野の広さにもつながるから、お笑い以外で働かないなら、読書するとかで知識を補填する必要はあるかも。

『滑狼』のライブ配信中止に思うこと

ライブ配信は金額も安いし、交通費もかからない、アーカイブがあるから見る時間も選べて、観る側にとっては楽でお手軽な感じがします。じゃあ、劇場が無くなってライブ配信だけで良くない?って思う人もいると思う。
ライブ配信の収益が劇場収益よりも多くなるなら、提供する側もそういう方向に向かうかも知れ無い。

このブログでも紹介している私が大好きな『滑狼』というお笑いライブがあります。
滑狼も他の例に漏れず無観客のライブ配信が行われました。
劇場でやっていた時には毎公演売り切れの人気公演とあって、初回配信の収入は上々だったようです。しかし、滑狼は配信を中止、劇場一本で行くことになりました。
それは、なぜか・・・

実はここで語られている公演、私もオンライン配信で観ていた側でした。今年4月の公演で「劇場のチケットが全然売れていない」という中の人のツイートを見て、劇場のチケットを取れば良かったと後悔しました。

その後の滑狼はライブ配信しないというツイートの宣言通り、先日行われた6/24の滑狼はオンライン配信は無しでした。(実はこの公演いわゆる神回だったので、泣く泣く劇場に来るのを諦めた人たちにも観て欲しかった)

中の人が書かれている2020年12月の公演は売れたのに、その後売れなくなった、その理由は何でしょうか?2020年12月はまだまだオンライン配信の公演は少なかったし、人気の公演なので見たいと思った人も多かったはず、それでオンラインチケットも飛ぶように売れたのでしょう。でもその後、オンライン配信が増えていき、安くてお手軽なのでお笑いファンがそれに群がる、しかし視聴者のお財布にも限りがあるため、オンライン配信の食い合いになってしまったんじゃないかと想像します。

滑狼は企画公演です。いろんな芸人さんが登場します。自分の推しが出ていれば観るという人も、その押しがオンラインでバンバン配信していたら、推しのボリュームが多い公演にチケット代を注ぎたくなるのは、私にも判ります。ましてや、滑狼は流れによっては推しがまったく活躍出来ずに牢屋に入れられてしまうリスクも有る。
でもこれだけは声を大にして言いたい。

滑狼には滑狼でしか観られない推しの姿があるんだよ!

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