雨上がり決死隊解散報告のアメトーーク!を見ました。
AbemaTVの見逃し配信のギリギリのタイミングで視聴完了。
やっぱりお笑いファンの端くれとして見ておかないといけない内容なのかな。
アメトーーク!のびっくりマークが涙になっていた。粋な演出。
観ていて驚いたのは、蛍原さんの決意の固さ。オープニングから最後までぶれること無く、誰のコメントにも揺り動かされること無く、解散の報告を終えた。
ネットを見ていると宮迫さんを非難している人が多いけど、どちらが悪いとかではなく、どちらも自分の物差しでしかコンビとしての有り様を計れなかったのが問題かな。
確かに宮迫さんは問題を起こしたし、そのせいで謹慎を余儀なくされていた。番組でもちらっと言っていたけど、謹慎していると「自分はいらない人間なのかな」と思ってしまうという事。仕事がなくて明日が見えなかった頃、道路に飛び出そうとしたというエピソードがあったと思うけど、実はそういう弱さも持っている人。
芸能界にいる人たちは概ね承認欲求が一般人よりも強いと思う。誰かに認められてナンボの世界だから。そんな中で家にじっと閉じこもっていて、メンタル保てないでしょう。
そんな中、YouTubeをやってみないかと誘われた。もうさ、天からの救いの手だよね。
蛍原さんは宮迫さんがYouTubeを始めたタイミングが許せなかったみたいだけど、ロンドンブーツは余所のコンビだよ。コンビのパワーバランスも立ち位置も全く違う、何故同じようにしないといけないの?
何故、相方に手を差し伸べてくれたYouTuberも貶めるのかな?
あの番組、東野さんと宮迫さんはなんとかエンターテインメントとして成立させようとしていた気がする。
それに対してネットでは「空気が読めない」という声もある。でもさ、雨上がり決死隊は芸人だよ。
面白がらせたいじゃない。お通夜のような番組にするんだったら、何故アメトーーク!という場を選んだの。
たしかに番組の二人はこれ以上無いくらいにチグハグで、これは解散やむを得ないと思いました。
唯一ホッとしたのは、北海道で北の国からのロケ地巡りをした話。二人で服を脱ぎ捨てて草原を走ったという話をする蛍原さんは本当に楽しそうでした。
出川さんがそういう話を聞きたかったんじゃななかったみたいな事を言っていたけど、仕事の思い出を話さなかったのはそういう事なんじゃないの。
熟年離婚って表現していたけれど、相手を嫌いになった訳じゃ無く、でももう一緒にはいられない。そいう事ってあるよね。
雨上がり決死隊のお二人は、それぞれに才能のある人たちなんだから、それぞれの場所で新しい花を咲かせて欲しいなと思います。